゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


炭でも流したように

真っ暗である。

「誰か、火もってね

 ぇ? あたし禁煙

中でさ」

「あ、あります」

誰かが言ったものの

、いっこうに火がた

つ気配はない。

「おい?」

小隊長を任されたナ

ミは眉を歪める。

ジッジジッジジッ。

きれかけた電灯のよ

うな音が耳をかすめ

る。ゴポゴポと水の

中で誰かがもがいて

いるような音が重な

る。息をつめた瞬間

、鼓膜をつんざくよ

うなハウリング。

「なんだ!」

叫んだ彼女の耳に忍

び笑いが届く。

「あたしね、今、階

 段」

「は?」

はっきりした声が体

育館中に響きわたる



ゴソゴソと背後で何

かが動いている。