゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


錯覚ですませてしま

えるくらいに一瞬の

ことだった。しかし

、影絵のように

揺れている枝葉は、

そこに何かが落ちた

ことを示している。

誰もが息を飲んだ。

目配せし合う。

「なんだ今の、

     おい」

赤髪の女の視線を受

け、数人が様子を見

に行った。女は暴走

族のリーダーで、抗

争の時に死体寸前の

仲間を目にしたこと

もある。ちょっとや

そっとじゃ動じない

自信があった。が、

まだ吸える長さの煙

草を放り、ぎりぎり

と踏みつける。動揺

している。すると、

また悲鳴が響いてき

た。同じような人影

が、時を巻き戻され

たように屋上に立っ

ていた。ゾッと肌が

粟立つ。