お互い顔を見あわせ
て、円陣をくむ。
「やるぞ」
静かな高揚を胸に、
4つの影が暗がりに
消えていく。
「まだかよ、あいつ
ら」
ゆみの歪んだ笑み
がヘッドライトに照
らしだされる。こん
な時間なのに制服で
、学校ではしていな
いアクセサリーをじ
ゃじゃらつけている
。メリケンサックを
装着し、にぎった木
刀の切っ先を肩にの
せた。このみの姿は
ない。
「遅刻だな、まじシ
メてやんねーとな」
彼女を照らすバイク
にまたがった女が、
たてがみのような赤
い髪を振る。背後に
は、紫煙にかすんだ
色とりどりの特攻服
が、ひしめいている
。
「お願いします。マ
ジむかつくんですよ
あいつら」



