゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


気合いをいれて、背

の低い門を乗り越え

る。昼間、きみひろ

達が鍵を壊してきた

という部室付近の窓

から、息をひそめて

侵入する。

 廊下に足をつけた

瞬間、薄氷を割った

ような緊張感が、つ

ま先から這いあがっ

てきた。

「なーんかドキドキ

してきた」

呟いたみゆの声がよ

く響いた。びっくり

して、口をふさいで

いる。

「静かに。みんな首

尾はいいな。俺は黒

子に徹する。なんか

あったらメールして

こい」

声をひそめた、きみ

ひろに、一同視線を

むける。

「ちゃんとマナーモ

 ードにしてる?」

ケータイを確認して

うなずきあう。

「ちなみに警備員は

 いないはずだ」