゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


化け物メイクを爪先

まで施していく。

「移動する時はこれ

かぶれよ。消えたよ

うに見えるはずだか

ら」

 マントを羽織った

きみひろが炭のよう

な顔をして、言っ

た。紐のついた黒い

布を指さす。

「懐中電灯持ったか

? 提灯(ちょうち

ん)は? ケータイ

は?」

みんなでリュックを

チェックする。

「おっけー。マネキ

ンの頭も完璧だし、

火の玉も持ったよ」

快活に返事をしたみ

ゆの手足は、筋肉が

見えている。顔は焼

けただれて、片目が

はれている。

「俺も。……うぉ、

こぇーな、みゆ」

それを描いた本人で

ある目玉怪人が、全

身の眼球をふるわせ

て赤い歯を見せる。