゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「やってましたって

 ……」

「えへへ」

髪にさわりながら照

れて下をむく。

「まじでこいつ、目

立ちまくりのトガリ

まくりだったんだよ

。今はこんなだけど

さ」

容姿は、今も十分、

とがっている。ふせ

られた黒いまぶたに

ラメが散っている。

「かわいかったから

、俺ちょー気になっ

てたんだけど……怖

くって、近よれなか

ったんだよね」

「かわいくないよ」

「可愛いよ」

2人で見つめあい、

ポッと頬を染める。

「けど、俺がはねら

れた時、みゆが助け

てくれたんだ」

 え?

 なおは眉間を縮め

る。

 きみひろ君じゃな

くて?

「みゆは知らないっ

て言うけど、絶対み

ゆだった」