゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


よかったとはとても

思えないけど、気を

使わせてしまっては

悪い。

「そっか」

陽光を受けた月のよ

うに、笑みを反射し

た。

「でも……ダンプに

ひかれたこととみゆ

ちゃんとどういう関

係が……? ていう

かみゆちゃん、ゆみ

の子分だったの……

?」

「うん」

衝撃の事実。

上半身をひいて驚い

てみせると、彼女は

けらけらと笑った。

「兄貴のできがいい

からさー、いろいろ

むかついて。一時期

グレてたんっすよ」

肩こう骨のあたりま

で激しくロールし

ている毛先に指をか

け、くすくす体を

ふるわせる。

「ガキのクセにがっ

つりメイクしてたし

、超生意気不良小学

生やってました」