「幽霊になろう」
「はぁ? 兄貴まで
何言ってんだよ」
みゆはドカンと立ち
あがって、彼をにら
みつける。
「幽霊になれば
いいんだよ」
「バカ兄貴!」
目を赤くして叫ぶ。
「きみひろ……俺、
冗談でいったんだけ
ど……ごめん死なな
いで」
瞳をうるませながら
すがりつくよしおを
ふり払って、彼は
にぃっと口角をあげ
る。
「死ぬって意味じゃ
ない。学校といえば
、幽霊だ」
彼を除いた3人は
互いに顔をみあわせ
た。それぞれの瞳の
中に答えがないこと
を確認し、首をかし
げる。
幽霊に、なる?
一筋の流星が脳裏
を走る。天井を突き
やぶりそうな勢いで
なおは立ちあがっ
た。



