゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


笑い声で体を震わせ

ている彼をねめつけ

て、派手な髪をなで

、彼女はうしろにさ

がっていく。底意地

の悪そうな笑みを浮

かべると、

助走をつけ、

両足でふみきり、

飛び蹴りしてきた。

彼はサッとよける。

標的を失ったゆみは

騒々しい音をたてて

、全身全霊で床を殴

打した。

「おまえら……!」

怒声とチャイムが

響き渡る。きみひろ

はなおの手をとり、

超スピードで走りだ

した。教室から解放

された生徒たちにま

ぎれこむ。

 き……みひろ君。

 かすれた声をもら

す。つながれた手が

ポッと暖かい。こめ

かみはドクドクと脈

打っている。でも、

それどころじゃない

。あのゆみを、キレ

させてしまった。