゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


あいまいな笑みを広

げて視線をそらした

彼に、つめよる。

「絶対しません! 

そんなことしたら! 
もうきみひろ君たち

に、会えなくなるじ

ゃん」

常居はちょっと驚い

たように眉間を開い

てから、嬉しそうに

ほっぺたにしわを刻

んだ。

「そうか」

まぶたをもちあげ、

にやっとする。

「そうかそうか」

なれなれしく肩を叩

いてくる。

「よかったなぁ。あ

いつらとうまくいっ

てるんだなぁ」

なにか含んだような

ねっとりした笑顔だ

。なおは眉根をよせ

る。

「ところで」

にたにたして、口元

に手をあてる。

「田中が

   好きなの?」

ぼそりと囁かれた。

彼女は、思いっきり

担任の頬をはたいた