黄桃のイルカ。強い
ピンクの無人島。
「うん。でも、ご飯
ものって、俺、あん
まり作るの好きじ
ゃないから……あん
ま作ったことないん
だよね。まずいかも
しんないけど……」
なおの顔色がうつっ
たみたいに頬を染め
て、彼は下をむい
た。
「そんなことないよ
、すごくおいしそう
。いただきます」
たまごハムサンドに
パクついた。朝食を
抜いたかいがあった。マヨネーズがピリ辛
で、マスタードの味
もして、ハムは柔ら
かくてたまごはぷに
ぷにして、舌の表面
が泡立つようなかん
じがした。
「んまーい!」
「え、そう?」
口をあけるのがもど
かしい。こくこくう
なずく。
「まじで」



