にこにこしている。
持ってみると、ずっ
しり重たい。30セン
チ四方、5段がさね
である。それをなお
からとりあげると、
ちょん、ちょん
ちょん
と並べていく。
窮屈そうな食べ物が
次々に背伸びする。
トマトの赤さが目に
しみ、爽やかなパセ
リに気分がスッとす
る。森林に不似合い
な唐揚げとウィンナ
ーの匂いが鼻孔をく
すぐり、もち米の五
目ご飯に唾液が湧い
てくる。ぐぅううっ
とおなかが鳴った。
彼は、ぶっとふきだ
して、割り箸とスプ
ーンとウェットティ
ッシュを渡してくれ
た。
おなかのバカ。
ぼぅっと、耳まで
赤くなる。
「これ
手作りなの?」



