゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


きみひろを下敷きに

していた。

「ごめん!」

「痛い」

「ごめん……ケガし

た?」

くふふふふ。

体をふるわせて笑っ

ている。

 ……頭でも打った

のかな。

「全然」

手で地面を押して、

あざらしのように体

を起こすと、裂けた

みたいに口をあけ、

彼はげらげらと笑い

はじめた。

「きみひろ君」

あぶらっぽい汗をか

きながら、どこから

も出血していないこ

とをたしかめる。

「きみひろ君?」

彼は目尻をぬぐい、

ほぅっと息をついた




「楽しい」

「は?」

「楽しいって意味不

明だな」

 あんたのほうが意

味不明だよ。

 彼女は額をぬぐっ

て、立ちあがった。