゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「だから、取りあえ

ずは直接相談しろよ

。何もしなくていい

んならそれでいいし



「んー、そうだね」

頷きかけたその時。


キンコンカンコン。


マイクが入るボツボ

ツした音の次に、軽

快に鉄琴がたたかれ

た。

「えー、2年12君の

吉良くん。えー、吉

良よしおくん。校内

に残っていたら至急

職員室へ来てくださ

い」

ふたりは、顔を見

合わせてブッと吹き

出す。

「また

  呼ばれてるー」

「今度は何やったん

だあいつ」

なおは錆(さ)びつ

いた鉄格子の影を浴

びながら、クスクス

笑う。空気はじめじ

めしているが、陽射

しはカラッと

乾いてきた。

 もうすぐ夏だ。