゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


彼女は、

くふふっと

肩をふるわせた。

「一度、そういうの

言われてみたかった」
「どゆこと?」

「願いが叶った。流

れ星もだてじゃない



風と手を合わせ、く

るくると踊りだす。

ぴんくのふとっちょ

はおいてけぼりで、

軽やかにステップを

踏む少女を目でお

う。

「女の子なんだから

、だめでしょう。と

か、女の子なんだか

らこうしなさい、と

か」

くるん

くるん、

くるり、くるり。

草の間をさらさら

と、右足をだし、

左足をだし、楽し

そうに回転している



空気と見つめあい、

スカートをつまんで

おじぎする。

「言われてみたかっ

たのよ。すごーく、

ね」

「変わってるぅっ」