゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


それをじぃーっと

観察して、

「あははは」

突風のように、少女

は笑い始める。

「楽しいなー、ブタ

は」

「僕……なんもして

ないけど」

みずみずしい原っぱ

にごろんとして、彼

女は軽やかに笑い続

ける。

「ブタは豚になりた

いの? なんでそん

な格好してんの」

息も切れ切れに問い

かけてくる。ぶぅっ

と鼻をならして、首

をふる。

「わかんない。

そんなのね、生まれ

た意味を聞くような

もんだよ。妖精、答

えられる?」

「わかるわけないじ

ゃんそんなの」

酔っぱらったように

ケタケタ声帯をふる

わせている。今度は

ブタがあきれ返る番

だ。

「あ」

声をつまらせて、彼

女は静かになった。