スコップを肩にかけ
、凶悪なドワーフの
ように笑うきみひろ
に、常居は唇に挟ん
だタバコを落とした
。
「直角部活に入れん
の嫌だって言ったよ
ね? さっきもメー
ルしただろ。なんで
勝手なことすんだよ
」
唇をへの字にして、
スコップを床になげ
つける。目尻にきら
きらしたものが浮い
ている。
「クラスの奴らにこ
こがバレたら、俺の
イメージがたがたな
んだけど」
「……みんな気に入
るよ」
「いい加減なこと言
うなよ! 笑いもん
にされるだけだ」
青筋をたてて怒って
いる。
「この部屋も何もか
もおしまいなんだよ
!」
「駄々こねんなよ」
へらへらといさめる
常居に彼は激昂した
。



