また明日!
学校でこの言葉を口
にしたのは、久しぶ
りだった。口がムズ
ムズして思わず笑み
がこぼれる。
体の底から、太陽に
むかって叫んでやり
たい気分だ。
「バイバイ」
「ばーいばい」
手を振りあってから
、彼女は部室を飛び
だした。
大また歩きが小走り
になり、助走する。
たんっ、と踏みきり
、校舎の影から砂ぼ
こりが低く舞う校庭
へ、ジャンプ
した。そのまま、子
供のようにスキップ
して門から出てい
く。
「お前らも、ばいば
い」
きみひろは唇だけ
笑みの形にして、彼
らをしめ出した。
ドンドンドン。
「おい、きみひろあ
けろやっ」
「あけろや兄貴っ」



