゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


 常居が視野に入っ

た。すっかり忘れて

いた。なんだかにや

けているのは……

えろぃ夢でも見てい

るのかもしれない。

「姉貴っ、顔あげて

ください」

「俺、よしおくんっ

て呼ばれたーい」

「あのな、直角」


パコンッと、

ツムジを叩かれる。

少しも痛くない。ウ

ジウジした気持ちを

かっ飛ばしてくれる

ような、感じの良い

たたき方だ。

何か言いたそうに

開きかけた唇をくっ

とひき結び、彼は

眉尻をつりあげた。

レンズの底で、

黒々とした瞳が

潤んでいる。なおに

は見えないが。

「部室では俺のこと

は部長と呼ぶんだ。

そういうルールだ」



「わかりました、部

長」