「うん、なんか考え
よう」
彼らに、撫でられた
りさすられたり元気
づけられたりしてい
るうちに、涙はひい
ていった。
周囲と自分との温度
差がなくなったみ
たいな、すっきり気
分になり、紅茶を飲
みほす。
「なんか……スッキ
リした。ありがと」
ちょっと照れて後、
頭部をさする。
「もっと泣いていい
んだよ」
よしおは眉をハの字
にしてうるうるして
いる。
「同じクラスにいな
がらきみひろのやつ
なんで助けないんだ
」
「いや……もう大丈
だし、助けようがな
いし」
「そうっすよ! 姉
貴っ。もっと泣いて
ください! 兄貴の
いくじなし」
ふたりとも、なおに
へばりついて泣きじ
ゃくっている。



