゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「え……げつねぇ」

「姉貴っ」

なおの背にグラマー

な胸を押しつけて、

みゆが泣きはじめる



「姉貴っつうのやめ

れ」

バッグからだした

『夢みる手芸』

という本でパコンと

彼女をはたき、兄貴

は顔をひきつらせる



「ってぇ。兄貴なん

かに負けるかよ。な

おさん、弟子にして

ください! そんな

にボロボロでも学校

来てんの勇者っす」

 弟子って、教える

ことなんもないんだ

けど。

 なおは視線を泳が

せながらマフィンを

かじる。頬のつけね

がじぃんと痺れた。

「うまい」

ほろりと何かが頬を

すべった。

ぽろり、ぽろり。