「あの時は怖かった
な。木刀もったお姉
さんとかナイフだら
けのお姉さんとかい
て。リンチの名人っ
てことは……またや
られるかもしれない
ってことだよね?
やだな……」
急にまぶたが重くな
る。虚ろな目をして
、紙のように白くな
る。吹けば飛んでし
まいそうなほど、へ
にゃへにゃになる。
「まじかよ……」
「信じらんない」
みゆと吉良は目を丸
くしてピッタリ抱き
あう。
「やばくない?」
「やばいよ」
「俺だったらもう転
校しちゃうんだけど
」
「あたしだったら即
不登校」
「やばいよ!」
示しあわせたように
そう叫ぶ。
「なおちゃんどんだ
けタフなの!」



