「わかる。あたしも
一緒にやったし。卑
怯だよなー、ゆみさ
ん」
「でね、またかと思
ってたわけよ。そし
たら、『やめてくれ
る? そういう言い
方』って言って、こ
うバシッとね? ゆ
みのほっぺた叩いた
んだよ! なおちゃ
んが」
ん? 叩いた?
疑問符がスキップ
して、宙返り。
「オレンジ色の陽射
しがあたってさ~!
めっちゃカッコ良か
ったわ。俺なんて
逆らえなくて、結局
デートしたんだけど
ね。スッキリしたよ
。あの時は」
「えー!?」
なおとみゆの声が重
なる。
「叩いたっけ!? 言
ったっけ!? そんな
こと」
「殴ったんっすか
!?」
「絶対言ったし、絶
対たたいた!」



