゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


生まれてはじめて、

泣いたと思った。

肌が、喉が、心臓が

、髪が、爪が、全身

が悲鳴をあげていた

。体がしぼられるて

いるみたいだった。

痛みも熱も遠のくく

らいに悲しかった。

こんなに悲しいのに

誰にも気づかれない

ことも哀しかった。

お母さんにもお父さ

んにも見知らぬ人に

も花をふらせる、頭

上の木にも、あたし

の気持ちなんて伝わ

らない。だってこの

みにも伝わらなかっ

たんだから。

視野が

塗りつぶされていく

ような孤独、嗚咽、

涙。





 泣きつかれた夜空は

、どこまでも高かっ

た。ガラス質の裸石

を、めいいっぱい

ばらまいたような

光。それ包むクリア

な暗黒。