゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「嫌われてるだけっ

ていうか」

 いじめられてるだ

けっていうか。

 とりあえず彼女の

声に悪意はなさそう

だ。

「だーかーらー! 

ひかえめに言わなく

ていいんだよ。俺、

見ちゃったんだから

ー!」

 なにを?

 なおと少女は激し

い金髪に、視線をむ

け、頭をかたむける



「なおちゃんがあい

つに、ビシッて言っ

てるとこを、さ」

机の上に立ちあがり

、彼は歌うように両

手を広げる。

「春、あれは桜の降

る頃……」

急にゆううつな表情

になって、語りはじ

める。スポットライ

トの幻でも見えてき

そうだ。

「あれは始業式の…

…くもった午後のこ

とだった」


苦悩した表情で、空

の絵をあおぐ。