゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


 常居よ常居、早く

目覚めておくれ。

 うっすらと汗をか

かながら心の内で呟

く。

 この手はどうなる

んだろう。好意的な

握手なの? それと

もにぎりつぶされる

の?

 彼女の容姿に、気

おされて、まばたき

もろくにできない。

「信じられないっす

。まじなんっすか?



「……。なんのこと

かな」

手を放してほしくて

振ってみる。シェイ

キングハンド。

「とぼけなくていー

じゃんなおちゃん」

吉良がくしゅくしゅ

笑っている。

 何もとぼけてない

んだけど……。

「ゆみさんに逆らっ

てるってまじっすか」
「……逆らってるっ

ていうか」

 彼女の手はスッポ

ンのようにくっつい

ている。