「常居?」
そうっと鉄の板をど
かし、サッシュには
めこみ、意識のない
彼の頬をたたき、耳
の近くで呼びかける。
「おーい、常居ー」
反応はない。
「やばい? 死んで
る?」
「それは……ないよ」
っては言いつつもド
キドキしながら脈を
とる。
打ち所が悪そうだ
ったし……。
「生きてるよ」
「よかったあ。心臓
止まりそうになった
」
胸に手をあてて息を
つき、彼は壁によせ
てある長机に腰かけ
た。
「ちょりーっす!」
今度は何?
入口を見ると、目
の覚めるような青い
髪を、トルネードみ
たいに巻いた少女が
、閉めたばかりの戸
をあけた。



