どーんと視野に入っ
たのは中央の長机。
優雅な水色の薔薇と
、したたるような金
色のツタがゴージャ
スな、テーブルクロ
スに目を奪われた。
パールをすりおろし
てふりかけたような
、すべらかな布地。
波紋を思わせるしわ
のよったドレープ。
レースがふんだんに
つかわれた、夢のよ
うなテーブルクロス
が、たっぷりとかけ
てある。その上には
パイ生地で編んだよ
うな籠があって、ど
っさりとレモンが盛
られている。つやつ
やしてすっぱそう。
その隣には、鶴が
スープをのむために
作ったような花瓶が
あって、花粉のみず
ずしいユリがいけて
ある。ななめにカッ
トされた緑の切り口
は、まだきれいだ。



