細長い鍵をさしこみ
ながら、常居は後頭
部に手をあてる。
「あたし反省してま
す! してますった
らしてます。閉じこ
めるとかやめてくだ
さい!」
腹の底から叫んだ。
「はっはっは。元気
だな、直角は。いい
から入ってこい。こ
ないだ言ってた園芸
部の部室だよ」
毛を逆立てた猫を誘
うようなかんじで、
戸を開く。
「部室?」
なんだ。
でも……なんで部室
に?
いぶかしく思いな
がらも、スタスタ入
っていく彼のあとに
続いた。カーテンが
あけられ、薄暗い室
内に、陽光に染ま
ったホコリが舞う。
「うわ~」
なおはぽかんと口を
あけた。
外観とはかけ離れた
少女趣味な内装だ。



