゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


「まあ席につけー。

係り委員会から連絡

あるか?」

「なーい」

口々に叫ぶ。

「元気いいな~みん

な。じゃあ解散」

彼がほんわり声をは

りあげた途端、イス

を引く音が重なりあ

い、我先に我先に男

子達がかけだしてい

く。押し合いへし合

いしながら戸口に密

集して、はしゃいで

いる。そんな喧騒を

ぬって、針みたいに

冷たい視線がむけら

れているのを感じ、

なおは動けない。ゆ

み達だ。蛇ににらま

れたカエルってやつ

だ。

「直角、おまえ居残

り。小テストのでき

最悪~先生頭痛いわ

~」

ほわ~んと間のびし

た声に、肩の力が抜

ける。

「……え」

「え、じゃありませ

ん。居残りです。さ

っさと荷物まとめな

さい。職員室でお説

教です」