゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


葉の一枚一枚

がぎらぎらと光って

いる。

目だ。

気づいて、足がふる

えだす。

目だ、目だ、目だ。

あの葉は全部目なん

だ。

怖い。

あとずさる。がくっ

とひざが折れた。頭

をふり、まぶたをあ

けると、木なんてど

こにもなかった。

気分が悪い。

汗ばんだ手で、ジャ

ージのポケットを握

る。ここにいれとい

てよかった。小さく

て固い木の実の感触

に涙があふれた。

精神的に追いつめら

れている。いつか現

実から、足をふみは

ずしそうで怖い。

「吉良君とどういう

関係?」

悪びれもなくなおの

背中を踏んで、カナ

が聞いた。

「常居が帰ってくる

までに答えな、そし

たら返してやるよ?

中身」