゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


ハエでもおうように

田中きみひろの視線

を追う。

「いつも持って帰っ

てるし」

だが、なかなか捕ま

らない。彼は彼で何

かを追っている。

「だから? 用がな

いんなら、出てって

よ。変態」

「変態じゃない」

カッチリと目があっ

た。

「だから」

適当にたたまれたジ

ャージが突きだされ

た。

「俺ので嫌じゃなか

ったら、着て」

「え」

渡されたジャージに

頭が混乱する。

「えーと」

タナカクンガジャー

ジヲ。

「えーと」

カシテクレル?

え? え、え、え、

え。

混乱、乱心、心痛。

なおは赤くなったり

青くなったりしなが

ら、ふるえる手でそ

れをうけとった。

「あたしが着てもい

いんですか?」