゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。


時間を考えてか、必

死に声をおさえてい

るものの、大笑いし

ている。

「ブタ、ブタがい

るっ!」

「ブタ」

自分をみおろして、

ブタはもじもじする。

 そうだった、ブタ

だった。

 手をクロスさせて

裸の胸を隠す。

少女は

ひっくひっく、爆笑

している。

 どうしよう……帰

っていいのかな。

 その体勢のままし

ばらくつっ立ってい

ると、ロウソクをふ

き消したようにあっ

けなく、彼女は笑い

やんだ。

「ちがうの」

突然、顔を隠すよう

にして、ぽつんと呟

く。

「ちがうの」

 何がちがうんだよ。

「ちがうの」

なんなんだよ。

 ちがうのとだけ繰

り返す声は、りんと

している。

「なにがちがうの」

腕を組んで近づく。

「自殺しようとしたんじゃないの」

「自殺……」

思いもよらない言葉

にブタはおののく。

 自殺、自殺、そう

だよこの子、自殺し

ようとしてたんだ!

そうにちがいない。