②小さな恋人-COLOR OF YELLOW-

「ピーちゃん、本当に鏡が好きなんだね。」


凛ちゃんは笑って言ったけど、ぼくは本気だ。


「ピーちゃん、おいで。」


ぼくは凛ちゃんに呼ばれたから、仕方なくカガミから離れた。


後ろを振り返ると、カガミはいなくなっていた。


今日もぼくの勝ちかな。