「席につけー。」
私は席に戻り頬杖をつきながら外を眺めていた。
「皆の噂どおり今日から教育実習生来るぞー。して、基本的にこのクラスにつくからな。入っていいぞー」
ガラガラガラ───
女の子達が目を輝かせて見ている。
「えーと、真島亮平です。今日から3週間、教育実習生としてよろしくお願いします。」
「先生何歳ー?」
「彼女いるー?」
「カッコいいーっ!」
だとかお決まりな感じで女の子達が騒ぎだす。
それにいちいち応答してる教育実習生。
私は相変わらず外を眺めながらボーっとしていて、いつの間にかHRが終わっていた。