ヴォルフは立ち上がり辺りをしっかりと確認した
闇には慣れている
「でも、こんな所に飛ばすなんてやりすぎじゃないか?」
そういってフェイトも立ち上がる
それにヴォルフは首をかしげた
「イヤー…いつもはこんな所まで飛ばされないけどな」
「いつも飛ばされんのか!?」
「口喧嘩がひどくなったらな。でも演習場の外とかなのに……」
「……そんな日常嫌だな。あんな気持ち悪い感覚味合わされるなんてな」
フェイトがココへ飛ばされた時の感覚の事を言えば、ヴォルフはフェイトの顔を穴が開くほど見た
「なんだそれ?」
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「つまり、ヴォルフにかけた魔法事態は問題がなかったのね?」
アンジェリーナが自身の研究室でリーバに事情を聞けば、問題は時空間魔法ではなかったと言う
可愛らしく頬を膨らませて『あの子』の事を話し始めた
「ヴォルフに掛けた魔法は地面に接触したら演習場の外に飛ばすものだったんです」


