キラキラと目を輝かせて、遠いどこかに思いを馳せるパシィにレクルは軽く息をつく
「熱くなりすぎ」
「だってレクル!こんなに特集されてるなんて初めてなのよ。ミレイ様のいる国は度々デスイーターに襲撃を受けてるから……最近は落ち着いてきてて、やっと雑誌にも出れるようになったんだから」
そういってふと、思いを馳せた先から戻って来たパシィはフェイトを見た
最初とは違いフェイトの目の色が違う気がする
パシィの雑誌に落とす視線はどこか真剣だ
「なぁ……デスイーターって何なんだ?パシィとレクルは見たことあるのか?」
純粋な質問だった
「貴方は無神経ね」
淡々と3人の間に割って入ったのはベステモーナだった
その言葉にパシィはドキリとしたがフェイトは気にした様子もない
ベステモーナはすとんとフェイトの隣の腰をおろす
「やっぱそうだよなぁ」
「そうです」


