仕方なく、パシィとレクルの向かいに腰を下ろす
パシィの示す記事に視線を落とせば、パシィと同じ黒曜石のような瞳をした女性が乗っていた
「これ誰だよ」
「バカ、知らないの!」
「バカとはなんだ!?」
フェイトの言葉に呆れながらも彼女は力説し始めた
「この方は『魔法騎士』のミレイ・レイ。魔法騎士の称号を持つ者の中で唯一の鳥獣族なのよ!」
「……『魔法騎士』ってなんだ?」
フェイトがポツリと言えば、奇妙な沈黙が流れた
いつも表情の薄いレクルでさえ驚いていた
「さすがに驚きました」
「フェイト……あんた本当にこっちの世界に疎いのね」
パシィの視線には憐れみさえ含まれていてさすがに言い返す
「仕方ないだろ。俺は生まれて15年、人間界でしか過ごしてなかったんだからな」
「それはそうだけど、魔法騎士くらいは常識よ」
パシィがため息を漏らし、レクルが淡々と説明してくれる


