大きな白鳥が現れ、次に手を動かせば獅子があらわれる
「ベスは見たがってたからな。驚くと思って」
「……驚いたわ」
誰かがかけた魔法なのだろうが、素晴らしいものだ
ベスは星空を見上げながらふと、隣の少年を見つめた
楽しそうに手をかざしているフェイトの金色の瞳は、薄い星明かりを映していた
言い伝えられる『魔眼』のような片鱗を見せるフェイト
しかし、この夜空を見ればそんなことどうでも良くなる
フェイトはここをいつもの『感』でみつけたのだろう
そう思うと、少しはその面倒な感に感謝をしたくなった
決して口には出さないけれど………
しばらくの間、2人で星空を見ていたが
「………あっ!」
「ん?どうしたベス」
「次の授業が!!」
「………あぁ!」


