地面に叩きつけられたパシィは手を差し伸べて来たディンを軽くにらむ
「また負けた……」
「さすがに女の子には負けられないよ」
「それ嫌味?」
おどけたようなディンの言葉に苦笑しながらパシィはディンの手を取って起き上がる
2人が下がり次の対戦者が出てくる
次々と対戦カードは組まれているようだ
次の対戦は直ぐに始まった
何処の種族かわからないが、なかなか強い生徒がいた
Aクラスの生徒ではない
「うわっ!なんだアイツ?」
「あの子やるわね。幻影魔法を併用してるわ」
フェイトが声を上げたのも頷ける
演習場には2人しか居ないはずだが、片方の生徒は無数に演習場を飛び回っている
その生徒は幻影魔法を使い、自分の分身を至る所に出現させて相手を翻弄していた


