俺は孤児だ


けど、それを悲しいと思った事はない
何故なら俺を心の底から慈しんでくれる優しい養父がいたからだ


けれど、その人に言われて俺はある学校に行くことになった


魔法学園‐メディア‐


魔法?
なんだそれ、という俺にオヤジは言った


『お前は魔法使いになれる。その為に学んでこい』


嘘だろう……?


魔法使い?
お伽噺じゃあるまいし
呆れているとオヤジは目の前で部屋にある家具、全てを手を使わずに浮かせた



オヤジが言うには、俺には魔法を使う為に必要な『魔力』があるそうだ



だから、魔法学園都市‐メディア‐へと入学することになった



けど、俺は……ただの人間だ