魔法学園‐メディア‐




「わぁ!!?」


フェイトが魔方陣から吹き上がった炎で尻餅をついた
そこでベスはリーバに気付く


「リーバ!………なぜここに?」


ベスはあからさまに眉をひそめたがリーバは気にすることもない


「本当に魔法使えないんだね。それは初級編の攻撃魔法でしょう?」

「ほっとけ!……リーバは何しに来たんだよ」

「遊びに来たの」


そういった顔は笑いを含んでいて、明らかに尻餅をつくフェイトを楽しんで見ていた


「これから食事休憩だよ。リーバのは突然来たから用意してないけど?」


不機嫌さを隠さずにディンが言えばリーバはニコリと笑う


「大丈夫だよ!ボクの分はちゃんと持って来たから」


かかげられた袋にフェイトは呆れた
というか……食事休憩ということは、この後も特訓を続けるということだろうか?



*******



「すごく疲れたんですけど………?」

「もう弱音ですか?情けない」


恐る恐る、小さく抗議を試みたが切り捨てられる
鬼教官は、まだ特訓を終了するきはないらしい


話を変えようとチラリと隣を見ればフェイトは眉をひそめた