リーバは透き通るような白い肌、長い睫毛に甘い顔立ちは整っている
可愛らしく紡がれた言葉にフェイトとベスはいまいち意味が呑み込めない
「…………今、なんておっしゃいました?」
「だから、ボク、男」
立ち止まった2人にあわせてバンパイア3人も立ち止まる
フェイトとベスは上から下までリーバを見た
華奢な肩、細い腰、そして制服の短いプリーツスカートから伸びる白く細い足
「……男の要素が見当たりませんが?」
「それは、女生徒の制服ですが?」
「ボクって可愛いから、なんでも似合うでしょ?」
2人の引きつった表情を気にすることもなく、リーバはスカートの端を摘んで首をかしげてみせる
「……コイツは女装が趣味なんだよ。武術学科の奴らはだいたい知ってるけど」
「……2人は知らなかったのか?」
ディンとブラッドの言葉にベスは呆然とし、フェイトはリーバに抱きつかれて心なしか浮かれてしまった事実に愕然としてしまう
「…………ふざけんなよぉーーーー!!!!!」
フェイトは心の底から叫んだ