このブランコで何度も聞いたウミの夢。 ウミとこの場所にいると、あの頃に戻ってしまったような感覚に陥る。 「ユキもこっちに来いよ。」 錆付いたブランコに乗りながらウミが手招きしている。 「この歳でブランコなんて……」 「いいから来いって。たまにはいいぞ。」 ブランコから降りたウミは私の手を引き、ブランコの前で足を止める。 頑固なウミの性格をわかっている私は渋々ブランコに腰をおろした。