その手で溶かして

「ウミ!ウミ!」



「そんなに走ると怪我するよ。」



「キャッ!」



「ほら、だから言ったのに。」



「転んでもウミが助けてくれるって思ってたもん。」



「そっか。じゃあ、いつもユキの側にいなきゃいけないな。」



「もちろん。ウミがいないと怪我しちゃうもん!」