その手で溶かして


「ごめーん。待たせた?」



屈託なく笑いながら私の前に現れた、ナオに会いたいからだろう。




“会いたい”といえば、少し大袈裟かもしれないけれど、ナオに会うことを楽しみにしている自分がいる。




その理由が何故なのかはわからない。



「時間潰しは慣れてるわ。」



「そっか。なら良かった。」



少し、嫌味をこめた言葉さえ、ナオにかかれば嫌味ではなくなってしまう。



「まだ、寒いよね。外に出るのが嫌になるなる。」



と言いながら、注文を取りに来た定員にコーラを頼んでいるナオ。



私の中ではコーラは寒い時期に飲むものではないんだけどな……



感覚は人それぞれなのだろう。