その手で溶かして


卒業式の日から、ぱったりと連絡が途絶えた遠藤君に変わり、ナオが毎日のようにメールをしてくるようになった。



そのお陰で、携帯電話という機械の使い方にもだいぶ慣れてきていた。



メールの内容は今日の夕方、お茶をしようといったもの。



初めて2人きりで会った時も、ナオが行き付けの喫茶店に行った。



それからは、別の場所へ行くにしろ、喫茶店が待ち合わせ場所となっていた。