その手で溶かして


「それならどうした?様子がおかしい。」



「ここって……」



「えっ?」



遠藤君の質問には答えずに、私は頭の中で巡る言葉を声にする。



明らかに会話は成り立っていないけど、そんなこと気にできる余裕などなかった。



「このお店って……」



「ここがどうかした?」



「お酒とかを扱うお店……?」



キャバクラやスナックなんて言葉はしっていたけれど、何故が声に出したくなかった。