その手で溶かして

仮に遠藤君の言葉を理解したとしても、服装や髪型以外にだって私達と違うところは沢山ある。



高校生として毎日の生活や見ているもの。



そして、聞いたわけではないけれど進路への考え方だって違っていたはず。



私達と彼らの共通点を探すほうが難しいと思ってしまう私の感覚は間違っているのだろうか……



「俺はあいつらに会って進路を変えたんだ。変えたというより、真剣に考えたんだ。」



頭の中が混乱していて相槌さえうてない私に向かって遠藤君は言葉を続ける。



まるで、私を否定するかのように。