「こっちが幼なじみのエンで、隣が彼女の真雪。」 ウミが私達の自己紹介をしてくれた。 ズキンと痛みだす、胸のあたり。 遠藤君の誘導のもと、椅子に腰掛けた私の隣には胸元の大きくあいた服を着ている女の子が座る。 「好きなのいれていいよ。」 そう言って手渡された四角い機械。 「はい。」 機械が苦手な私にはこれがなんだかさっぱりわからない。